地域エネルギー2.0へ
世界全体で太陽光など自然エネルギーと電気自動車(EV)などモビリティの文明史的な大転換(破壊的変化)が加速しています。
これは同時に地域分散型への構造転換でもあり、EU再生可能エネルギー指令(RED II)やドイツ再エネ新法(EEG2023)のように、地域参加・地域所有型の「地域エネルギー2.0」が改めて重要視されています。
他方、世界の流れに背を向ける日本は、原子力回帰や化石燃料・化石車に固執し取り残され、太陽光や風力への社会的な反発も高まっています。これらを内から変革するためにも、「地域エネルギー2.0」は日本でこそ必要としています。
私たちISEPは設立時から「エネルギーデモクラシー」を掲げて地域エネルギー事業を着実に進めてきました。その経験を活かして、デンマークと連携した大潟村での日本初の第4世代地域熱供給や地域に根ざした営農ソーラーなど次のステージの「地域エネルギー2.0」へと研究と実践を進めています。
今後もISEPへのご支援・ご指導をお願いいたします。
所長 飯田哲也